シーズヒーターとは

シーズヒーターは、シースパイプ内にスパイラル状の発熱体を挿入し、熱伝導の良い絶縁物を充填しながら圧縮加工を施したヒーターです。
圧縮加工によりシースパイプと発熱体が一体化することで、機械的強度が増します。

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製品ポイント

曲げ加工

曲げ加工が可能ですので、省スペースな箇所にも配置が可能です。

多様な使用範囲

直接過熱する過程で、空焼き・空気加熱の過酷な使用環境に耐えられます。

耐久性に優れる

ご使用の用途により各種ステンレスシース材を選択することで、酸化などによる化学変化を減少できます。

機械的強度が強い

圧縮加工によりシースパイプと発熱体が一体化し、機械的強度が増します。

シーズヒーターの使用用途

  • 金属加熱、液体加熱、気体加熱
  • プラスチック成形金型のホットランナー マニホールドの加熱
  • 乾燥機、除湿機、電気炉、溶解

平和電機のシーズヒーターの特徴

熱効率に優れる上に機械的強度が強く、高温多湿でも絶縁低下を生じない特性があります。
また、曲げ加工を施すことで、様々な形状での製作や省スペースでの配置が可能です。
水、油、薬品等の液体加熱や、遠赤外線による対象物への加熱など幅広い用途で使用できます。
ご使用の用途により各種ステンレスシース材を選択することで、酸化などによる化学変化を減少し耐久性を高めることができます。

シーズヒーターのご使用上の警告

  • ヒーターの定格電圧に合わせてご使用ください。指定電圧以外でのご使用は火災・感電・漏電の原因となります。
  • 通電中及び通電直後はヒーターに素手で触れないでください。高温で発熱しており火傷の原因となります。
  • 製品への追加工はお控えください。感電や断線の原因となります。
  • 水分や油分の存在する空気中や液中では使用しないでください。
  • ヒーターに触れる時は必ず電源を遮断してください。電源を入れたまま触れると感電の原因となり危険です。

シーズヒーターのご使用上の注意

  • ヒーターの落下等による衝撃は、故障・断線・漏電・感電の原因となりますのでお控えください。
  • ヒーター端子部及びリード線への強い負荷(引っ張る等)は、故障・断線・漏電・感電の原因となりますのでお控えください。
  • ヒーターが被加熱面に密着するように取り付けて下さい。また、加熱後に熱膨張によりバンドの締め付けが緩むことがございますのでお気をつけください。

平和電機のシーズヒーターの仕様

(単位:mm)

設定電圧 100V~480V

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シース外径 端子サイズ 選定可能シース長さ 選定可能材質
φ6 M3 200mm~3000mm 各種ステンレスシース材
※ご使用環境により選定素材が異なりますのでご相談下さい
φ8 M4 200mm~3000mm
φ10 M4 200mm~3000mm
φ12 M5 200mm~3000mm
φ16 M5 200mm~3000mm
最小曲げ半径 L字曲げ(90°) シース外径×2D
(例)φ16最小L字曲げ半径=φ16×2=半径32mm
U字曲げ(180°) シース外径×2.5D
(例)φ16最小U字曲げ半径=φ16×2.5=半径40mm
外観図

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